【 住まいダイヤルと完成保証制度 】

2017/02/07

前回、工事の遅延トラブルに巻き込まれないための予防策として、6つの方法を紹介しました。

その中で、公的相談窓口や完成保証制度の2つは、少しわかりにくかったかもしれませんね。

そこで、今日はこの2つについて補足します。

まずは『住まいダイヤル』について。

こちらは国土交通大臣の指定を受けた住宅専門の相談窓口です。

電話相談は建築士の資格を持つ相談員が担当。

法律面の相談については、常駐弁護士が対応するので安心です。

なお、電話相談だけで解決できない場合は、弁護士や建築士による対面相談を受けられます。

それだけでなく、全国の弁護士会による紛争処理手続きにも対応してもらえます。

紛争処理は、裁判のような多額の費用を負担することはありません。

費用は、申請手数料の1万円のみです。

裁判と比べると

・非公開で進められるため、プライバシーが守られる

・迅速に解決できる

という大きなメリットがあります。

次に『住宅完成保証制度』について。

事業者の倒産などで工事が継続できなくなった場合に、発注者が最低限の追加負担で住宅を完成できるようにする制度です。

もちろん、前払い金の返還債務不履行にも対応します。

手続きの流れは以下の通りです。

施工業者は、登録審査の申請をする。
        ↓
審査基準を満たす業者だけが登録される。
        ↓
登録業者である住宅建設業者と発注者との間で、工事請負契約を締結。
        ↓
登録業者は、保証委託契約を申請。
        ↓
申請が承認されると、登録業者と保証機構の間で保証委託契約が成立。
        ↓
保証機構と発注者の間で保証契約が成立し、保証機構は保証書を発行。
        ↓
住宅工事着工と同時に保証開始。
        ↓
予定工期内での工事完了日までを保証。

例え、どんなに信頼できる業者でも、代表者の突然の死亡や長期入院など、どうしようもない事情で施工できなくなることはあり得ます。

そんなとき、この保証委託契約が成立していれば、他の業者が工事を引き継いでくれます。

家づくりの際、自分を守ってくれる2つの制度。

何事もなく引き渡しまでスムーズに進むのが一番ですが、万が一に備えて、これらの制度を覚えておきましょう。


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【 工事のトラブルを防ぐ6つの方法 】

2017/01/31

 
国民生活センターに寄せられる相談の中で、新築工事やリフォーム工事などの遅延トラブルは増加傾向にあります。

新築工事に関してのトラブルの場合、30歳代を中心とした若年層が多く、平均契約金額は、約2500万円となっています。

国民生活センターの公式サイトには、新築に関わるトラブルとして

・契約し、手付金を支払ったのに、旧居の解体工事の予定すら立たない。

・工事が半年以上中断したあげく、事業者から「破産するつもりだ」と言われた。

・設計図通りに施工されていない。

・2ヶ月の遅延保障にも対応しない。

という事例が紹介されています。

これらに共通しているのは、すでにお金を支払っているだけでなく、工事がストップしている間にも発生する借家費用の負担増加など、多くの支出に苦しんでいる点です。

何とか完成したとしても、その不愉快な思い出は一生残ることになります。

このようなトラブルに巻き込まれないための予防策として、国民生活センターでは6つの方法を紹介しています。

1.工事の目的を明確にし、例え小規模工事であっても契約書類や設計図書の作成を事業者に求める。

2.資材・工程・費用の妥当性や合理性の検討について、複数の事業者から得て、住まいダイヤル(専門家や住宅リフォーム・紛争処理センター)などの公的相談窓口で、事前にチェックする。

3.事業者の倒産などに伴う工事中断などの備えとして完成保証制度などを利用する。

4.費用の全額前払いはしない。

 
5.着工後の計画変更はトラブルに至る大きなリスクとなりやすいので、安易に承諾しない。

 どうしても変更が必要になった場合、口約束をせず、必ず書面に記して責任関係を明確にしておく。

6.引き渡しの際、設計通りに適切に施工されているか確認をする。

これらの予防策を有効活用してくださいね。


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[[こんなときどうするの?…ひび割れ]]

2016/12/23

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今日は、クラックについてです。

クラックとは、建物の外壁や内壁、基礎などにできる亀裂やひび割れのことです。

水や砕石などを練り合わせ、乾燥させてつくるモルタルやコンクリートにできやすく、季節の変化によってできてしまうものもあります。

髪の毛ほどの幅のクラックは放置されがちです。

しかし、クラックの幅が0.3mm以上、深さが5mm以上の場合は要注意です。

それは構造クラックと呼ばれるもので、そこから侵入した雨水が内部を腐食させ、建物の安全性に影響を及ぼす危険性があります。

シーリング材で埋めても大丈夫ですが、内部の腐食が心配なら、専門業者に調べてもらいましょう。


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こんなときどうするの?…床束・束石

2016/12/02

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今日は、床束(ゆかづか)と束石(つかいし)についてです。

前回、根太(ねだ)・大引きについてお話ししました。

それらを支えるのが床束です。

劣化した時、鋼製束や樹脂製束に交換しておけば、湿気による腐食やシロアリ被害を避けることができます。

床束の下にあり、建物全体を支えるのが束石です。

以前は石やコンクリートなどの土台が主流でしたが、今はベタ基礎が一般的です。

土壌が強い酸性の場合、コンクリートが劣化することがあります。

地盤が弱いと、束石が沈んで沈下が起こることがありますので注意が必要です。

発見が難しいトラブルですが、歩いた時に足元の感覚がいつもと違うようなら、早めに相談しましょう。


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『坪単価』の違い

2016/11/22

以前にも坪単価のことについて書いているかもしれませんが

家づくりを検討し始めたばかりの人の中には、今も『坪単価』を会社選びの参考にしている人がいるからです。

数字を比べればいいだけなので、判断基準としてわかりやすいと思いがちです。

しかし、そこには大きな落とし穴があります。

坪単価とは、『建物の本体価格』を『床面積』で割った金額のことです。

ところで、『建物本体価格』とは何を指し、『床面積』とは何を指すのでしょう?

実はこれ、会社によって解釈が異なります。

まず『建物の本体価格』について。

これを、建物そのものだけの価格だと捉えるところもあれば、照明器具やエアコン、カーテンなど、住むために必要な設備を含めた価格だと捉えるところもあります。

どの設備までを含めるか、これもまた会社によって解釈が異なります。

ということは、この時点で、すでに価格の違いが発生しています。

次に『床面積』ですが、『延べ床面積』か『施工床面積』があり

『述べ床面積』には、玄関ポーチ、ベランダ、小屋裏収納などは含まれません。

それらを全部含むのは『施工床面積』の方です。

坪単価の安さをアピールしたい業者は、単価が安くなる方法で計算します。

本当に必要な金額から単価を割り出したい会社とは、計算に使う数字が異なります。

そして、そういった情報は、お客さんが尋ねない限り、積極的に伝えません。

『建物本体価格』も『床面積』も、会社によって捉え方が違うことがわかった今、坪単価の曖昧さがよくわかったことと思います。

結局、坪単価は、おおよその目安にしかなりません。そんな落とし穴だらけの坪単価を会社選びに利用するのは避けたいものです。

ところで、実際に暮らせるようにするには、建物本体費用のほかに、地盤改良、屋外給排水、外構などの工事に関わる費用や、許可申請費や税金など、多くの費用が必要です。

どんなに比較をしたくても、全く同じ材料で、全く同じ家づくりをしない限り、それは無理なことです。

しかしそんな比較法では、それぞれの個性は活かされません。

もし比べるのなら、

『あなたの考えに共感した人が、よりよい家づくりをするためにどんなアイデアを出してくれるのか』

といった点を重視したいものですね。


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こんなときどうするの?…

2016/11/18

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今日は、引き戸についてです。

引き戸とは、溝やレール上を滑らせて開閉する戸のことです。

襖や障子も引き戸の一種です。

メリットは、ドアと比べると扉の開閉に必要なスペースが少なく、開け放した状態にしやすいこと。

そのため、車いす生活をきっかけにドア(開き戸)から引き戸にリフォームする方もいます。

しかし、引き戸にはデメリットもあります。

それは、溝やレールにホコリが溜まりやすいので、掃除の手間が増えること。

溝やレールのない上吊り式もあります。

また、製品によってはドアより断熱性や遮音性が劣る場合がありますので

注意が必要です。

 

 


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 エコと健康に役立つ自然素材の塗り壁

2016/11/08

みなさんこんにちは。
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『調湿性、蓄熱性、遮音性、防火性に優れた壁』って何だと思いますか?

答えは、『自然素材の塗り壁』です。

健康的でエコな家が求められている今、塗り壁の良さが見直されています。

塗り壁は、夏の暑さを壁に取り込むことで室温を下げます。

吸湿性があるので、蒸し暑い夏でも木陰で涼むような感覚を味わうことができます。

やがて冬になると、暖かな日差しを蓄え、夜に室温が下がれば緩やかに熱を放出してくれます。

塗り壁が持つ癒しの効果や、シックハウス知らずの安全性は、工業製品にはマネができません。

室内に漂う有害物質を吸着するので、健康にも貢献します。

また、直線的な壁ではなく、あえて曲線的な壁にし、独創的な空間を楽しむ人もいるそうです。

ところで、早く新居に住みたい人や、ギリギリまで出費を抑えたい人は工期を短くし、人件費を抑えることを望みます。

しかし、塗り壁は技術力のある職人でないとできません。

それに、乾燥などの工程が入るので、十分な工期が必要です。

ですから、工業製品での家づくりと比べると、どうしても費用がかさんでしまいます。

そんなデメリットがあるにも関わらず、こだわりを持つ施主に選ばれている自然素材の塗り壁。

といっても、体感しなければその良さはなかなかわからないものです。

12日 土曜日からの完成見学会で是非、ご体感ください。

見学会の詳細はコチラ⇒ http://www.technical-home.co.jp/blogs/event/event/774.html

 


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健康に長生きできる住まいとは 

2016/11/01

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『体をよく動かす人ほど長く生きる傾向がある』

ということをご存知ですか?

厚生労働省の「健康づくりのための身体活動基準2013」では、65歳以上の高齢者に対して、生活の中で毎日40分は体を動かすことを勧めています。

といっても、特別な運動をする必要はありません。

家事の合間にストレッチをするなど、意識して体を動かすことを習慣づければいいだけなんです。

ただそれだけのことで、認知症の発症を遅らせることができるというメリットもあるそうです。

しかし、室内が寒いと体を動かすのが億劫になります。

他の部屋が寒いと、暖房が効いた部屋だけで過ごしがちになります。

そうなると、体を動かす機会が減るので健康に良くありません。

ある調査によると、室内での活動量と住宅の室温は関係していることがわかりました。

人の活動量を減らす原因は、暑さより寒さです。

ですから、健康に暮らすためには住宅の断熱性を高める必要があります。

冬でも暖かく、部屋毎の温度差が少ない家が理想的です。

そんな住宅で暮らすと、血圧の急激な変化を防ぐこともできます。

ご存知の通り、冬のトイレや浴室で、温度差によるヒートショックを起こす事例は毎年発生していますからね。

また、断熱性が低い住宅は、結露が発生しやすいので劣化しやすく、メンテナンス費用がかさむ傾向があります。

体と住宅の健康を保つために、断熱性の追求は大切です。

といっても、その地域の気候によって、必要な断熱性は異なります。

やみくもに高断熱を追求するのではなく、その地域に適した性能でいいと思います。

 

 

 


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家づくりの前に考えておきたいこと。

2016/10/25

家づくりを始めると、性能、外観、設備など、『モノ』に目が向きがちです。

しかし、よくよく考えてみると、家をつくろうと決めたきっかけは、『家族が、より幸せに暮らせるように』だったはず。

だから、失敗しない家づくりをするためには、『モノ』ではなく『コト』に目を向けた方がいいんです。

『モノ』を中心に考えた家づくりをしていると、

・家族の会話が減った

・家事の負担が増えた

・ものが散らかりやすくなった

・眠れない

という、新築ならではの悩みを抱えることがあります。

一方、『コト』を中心に考えると、

・今までより家族と過ごす時間が増えた

・効率よく家事をこなせるようになった

・必要な場所に収納スペースがあるので、いつも片付いている

・よく眠れるようになった

など、以前より快適に過ごせるようになります。

そうすると、暮らしをより楽しめるようになっていきます。

ただ、それを伝えるためには、家族の夢や現状に対しての不満点などを知っておく必要があります。

それを知るために、一番手っ取り早いのは書き出すことです。

真白な紙に、それぞれが書いていくのも良し、

間取りをざっくりと描いて

それぞれの部屋に対しての不満や夢を書いても良し。

直接書き切れない場合は、付箋に書いてペタペタ貼っていくのもいいですよね。

この作業をすると、新居でどんな暮らし方をしたいのかが見えてきます。

そこに私たちならではの視点を加えると、より良い家ができます。

しかし、『モノ』を重視して溢れる情報に振り回されていると、結局は万人向けの家しかできません。

そうなると、借家や建売住宅と同じ状態になり、暮らしを楽しむための追求が不完全なままで終わってしまいます。

まずは今の自分を観察してみましょう。

暮らしを存分に楽しめていますか?

「ここがこうだったらいいのに・・・」

といった点はありませんか?

仕事で疲れたお父さんが、

「静かな場所でゆっくりしたいなあー」

と、書斎代りにトイレや浴室にこもることはありませんか?

自分や家族のことを、しばらく観察してみるのもいいかもしれません。


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選択次第で避けられる災害?

2016/10/18

今回は扇状地についてです。

ウィキペディアには、

『河川が山地から平野や盆地に移る所などに見られる、土砂などが山側を頂点として扇状に堆積した地形のこと。

 扇子の形と似ていることからこの名がある。

 扇状地の頂点を扇頂、末端を扇端、中央部を扇央という。』

と記載されています。

山地が多い日本には、そんな場所が数多く存在します。

扇状地で一番怖いのは、土砂災害や河川からの洪水です。

大雨が降り続くと、そのリスクは一気に高まります。

各自治体がハザードマップを提供していますが、危険個所を完璧に把握しているとは言い切れません。

頼りになるとすれば地域密着の工務店や不動産業者ですが、世代交代する中で、その地域の災害の歴史や土地の情報などが受け継がれなくなる場合もあります。

よって土地選びをする前に、自分自身である程度の知識を得ておく必要があります。

ところで、よく

『地名には、その土地の性質のメッセージが隠されている』

といいますよね。

『田、川、水』などは、土地の歴史を示すとして有名ですが、そのほかにも、『江田、谷地、深、蛇、竜、流』など、数多くのメッセージがあります。

地震は日本のどこで起きてもおかしくないので避けようがありません。

しかし、津波や土砂崩れ、洪水や河川の氾濫などの自然災害に関しては、選択次第でリスクを減らせます。

土地選びをする時は、土地の性質をピンポイントでチェックするだけでなく、地形による地域的なリスクも、事前に調べてみましょう。


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残りわずかです。

2016/06/04

明日、6月5日 日曜日のプライベート完成見学会開催致します。

長期優良住宅で建て、国交省の補助金を取得する住宅です。

今回も完全予約制で私が一人で皆様をお待ちいたしますので

ゆっくりとつっこんだお話ができるハズ・・・と思っています。

今現在で既に午後の時間で僅かな空きしかありません・・・

ご予定の方はお早めにご予約をお願い致します。

詳細はコチラ⇒ http://www.technical-home.co.jp/blogs/event/event/696.html

ご連絡お待ち申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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