後悔しない家づくりの秘訣元現場監督テクニカルホーム社長のブログ

「浄化槽の維持管理ってどうするの?」 

2023/10/24

 

 

1985年10月1日に浄化槽法が施行されたことを記念して、
毎年10月1日は『浄化槽の日』となりました。

今年も、全国各地で浄化槽に関するイベントが開催されたとか。

浄化槽は、家庭から排出する汚水を浄化して放出することで、
環境を守っています。

この機会に、適性な維持管理について呼びかける自治体も多いのですが、
では、適切な維持管理ってどうすれば良いのでしょう…。

 

■浄化槽と下水道

浄化槽は、それぞれの家庭で汚水を浄化して放出します。

下水道は、生活排水をそのまま公共下水道に流し、
市町村が管理する汚水処理場に集めて処理します。

浄化槽には月々の使用料金は発生しませんが、
下水道には発生します。

とはいえ、浄化槽は維持管理費用が必要なため、
どちらがお得かは判断が難しいところです。

なお、浄化槽は、
下水道が整備されていない地域の家庭に設置します。

土地選びの際は、下水道の整備状況も確認した方が良さそうですね。

■管理者の義務

浄化槽の機能を維持するため、管理者には
「保守点検」「法定検査」「清掃」が義務付けられています。

保守点検は、
・浄化槽保守点検業者の登録制度が実施されている場合は、その登録業者
・登録制度が無い場合は、浄化槽管理士
に依頼しましょう。

清掃は、「浄化槽清掃業」の許可を得た業者を自分で探しても良いですし、
保守点検業者を通して依頼しても構いません。

法定検査は、都道府県知事が指定した検査機関が行います。
検査時期になるとハガキが届くので、案内に沿って対応しましょう。

■微生物のために

浄化槽内では、微生物が生活排水を浄化しています。

微生物が元気に働ける環境を整えるには、
・トイレ使用後は、適切な量の水を流す
・野菜くずや天ぷら油などの異物を流さない
・大量の洗剤や強力な殺虫剤などを流さない
・残った農薬などを排水口に捨てない
・浄化槽のマンホールの上にモノを置かない
・硫黄系の入浴剤を頻繁に使わない
・風呂水と洗濯の水を同時に大量に流さない
・浴室の排水口に溜まった髪は、こまめに除去する
などの配慮が必要です。

なお、糖尿病の方がいる家庭では、
大量の糖が浄化槽に負荷を与えると言われています。

保守点検業者に事情を説明し、点検の頻度を増やしたり、
大きなブロワ(空気を送る装置)を設置するなどの対策をしましょう。

■ペットのフン

ペットのフンは、人間のものより溶ける速度が遅いことや、
人の体内には存在しない菌が含まれていることが原因で、
浄化槽を痛めたり、微生物にダメージを与えることがあります。

ペットのフンだけでなく、
猫用のトイレの砂も浄化槽に良くないので、
トイレに流さず、燃えるゴミとして処理しましょう。

浄化槽が故障すると、
汚水や悪臭が発生するので近隣に迷惑を掛けます。

「今まで大丈夫だったから」
という方も、これからも大丈夫という保証はありません。

自治体に確認して、正しい方法で処理しましょう。

 

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