【 『耐力壁』ってご存知ですか? 】

2019/07/09

 

前回、間取りについてお話ししました。

今日は、その補足のようなお話しです。

家族の成長と共に家の住み心地は変化します。

そのため、築後20~30年過ぎると、間仕切りを撤去して空間を広くしたり、水廻りの設備を一新するなどのリフォームを行う人が増えてきます。

この時、部屋と部屋を仕切っている『間仕切り壁』が建物を支える役目を担っている場合、この壁を撤去することはできません。

しかし、中にはどうしても撤去したい人もいます。

その場合、壁の代わりに柱を設けるなどの対策を講じますが、強度をそれまでと同様に維持できるかは疑問です。

耐震性に不安を残してしまいます。

それを避け、リフォームの自由度を増やしたいなら、建物を支える『耐力壁』を、できるだけ外側に配置しましょう。

耐力壁・梁・柱を規則正しく配置しておけば、将来の不安材料を減らせますよ。

ところで水廻りをどのように配置する予定ですか?

水廻りは、配管の老朽化や湿気による構造部材の腐食など、リフォームの需要が多い場所です。

もし水廻りが一か所に集中していれば点検や補修を行いやすいだけでなく、費用を抑えることもできます。

将来、リフォームをする可能性は誰にでもあります。

間取りを決める際は、耐力壁や水廻りのことも意識してみてくださいね。


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【 間取りを考える前に 】

2019/07/02

 

間取りを考える際、まずは

敷地に接する道路の位置や隣家とのバランス、

駐車スペースや日当たりなどを考えながら

敷地のどこに、どのように新居を配置するか決めます。

配置を決めないうちに間取りを決めると、

庭を上手に活用できなかったり、

隣家と窓の位置が重なって計画の練り直しが必要になるなど、

思わぬ手間がかかることがあるからです。

ところで間取りを決めていくときの優先順位について考えたことはありますか?

優先順位は人それぞれです。

最初にリビングの位置を決める人もいれば、

キッチンの位置を決める人もいます。

こだわりがある場所ほど先に決めておきたいと、

無意識のうちに考えているのかもしれませんね。

どの順番が正解というわけではないのですが、

もし順番を迷っているなら、

家族と最も長く過ごす場所を最初に決めるのはどうでしょう。

その場所はリビングかもしれません。

ダイニングかもしれません。

もしかすると、和室かもしれません。

家族によって、その場所は変わることでしょう。

さて、家族と最も長く過ごす部屋はどこだかイメージできましたか?

あなたがその部屋に望むことは、日当たりの良さでしょうか。

静かさでしょうか。

それとも広さでしょうか。

その望みを叶えられる場所は、敷地のどのあたりになりますか?

生活動線や作業動線を考慮すると、

それ以外の空間はどの位置が最適ですか?

まずは白い紙にざっくりと描き、それらの輪郭が掴めてきたら

次は方眼紙に書き起こしてみましょう。

最初から広さを考慮しながら方眼紙に書き込むと、

消したり書いたりを繰り返し、ウンザリすることがあります。

あなたにそんな経験があるなら、この方法を試すのも面白いと思いますよ。^^


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【 平面図だけでなく、その他の図面も確認しましょう。 】

2019/06/18

 

マンションや建売住宅の折り込みチラシなどに、必ず描かれているのが平面図(=間取り図)。

部屋の位置や広さなどが一目でわかるので、家族や業者との打ち合わせには欠かせないツールだと言えるでしょう。

しかし、家は立体的な構造物です。

天井の高さ、手すりや窓の高さ、上下階のつながりなど、平面図では確認できないものがたくさんあります。

それらのチェックに欠かせないのが『断面図』です。

断面図には、建物を垂直に切断した状態で、内部の様子が描かれています。

断面図でチェックできるのは、目に見えるものだけではありません。

日差しや空気の流れを確認することもできます。

断面図でそれらを確認できれば、間取りの変更や高窓の設置など、様々な対策ができます。

それにより、直射日光が届きにくい部屋や、風通しが悪い部屋ができるのを防げます。

全く同じ間取りの家でも、天井の形や高さ、窓の大きさや高さなどが異なれば、住み心地は大きく異なります。

全く別の家になると言ってもいいくらいなんですよ。

ところで業者との打ち合わせの際、天井の高さや部屋の広さなど、空間のイメージが掴めずに苦労している方は多いようです。

男性の約2割、女性の約4割が、そんな不満を経験しているとか。

平面図だけでピンと来ない時は、ほかの図面もも見てみましょう。

今暮らしている住まいのサイズと比較しながら見ていくと、図面に描かれた空間のイメージを、より明確に掴めると思います。


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【 『理解できた気がする』はトラブルのもとです。 】

2018/09/18

 

基本設計は、ライフスタイルや、どんな生活を送りたいのかという基本的な設計方針、おおまかな予算、耐久性や品質、安全性などをもとに作成します。

この基本設計に加え、材料や仕様や性能など、より詳細に表すための図面や文章、建物の基礎や床、軸組みや屋根などの構造の詳細、給水や排水、ガス配管の状態や仕様、電気の配線やコンセント、照明などの電気設備、冷暖房や換気など、空調設備…。 

それらを具体的に職人に伝え、より正確な施行が出来るように実施設計を行っていきます。

実施設計図は、契約書に添付されます。

「ここに記されている通りの家づくりをします」

と合意した証拠になる、重要なものです。

このとき、実施設計の理解不足・説明不足を残したまま進めると、後々トラブルが起きる可能性が高くなります。

それを避けるため、たとえ時間はかかっても、理解できるまで質問し、納得してから先に進みたいものです。

リノベーションやメンテナンスを日常的に住人が行う国では、一般の人でも業者レベルの知識や技術力を持っているとか。

しかし日本には、そのような習慣はありません。

図面を読み解くのは、慣れない人にとっては大変な作業です。

ゆっくりで大丈夫です。

ひとつひとつ読み進め、納得してから契約してくださいね。


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【 その『こだわり』を新年に今一度考えてみませんか? 】

2018/01/01

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。

早速ですが、あなたはどんな家づくりをしたいですか?

どんな『こだわり』がありますか?

・・・ところで、『こだわり』って何でしょう?

TVや雑誌で見かけるのは、探し抜いた土地、選び抜いたパートナーと素材、何度も練り直して作り上げたプラン。

そのセンスとお施主様の満足そうな様子を見て、

「自分もあんなこだわりのある家に住みたい!」

「いつかこだわりのある家を建てるぞ!」

と共感したことがあるかもしれません。

ですが、それは『彼らのこだわり』にすぎません。

『あなたのこだわり』とは違うものなんです。

では、皆さんが本当にこだわりたいのはどんなことでしょう。

まずは、家に対する要望をどんどん書き出してみましょう。

・広さ

・最新設備の使いやすいキッチン

・たっぷりの収納

・自然素材

・家事同線を短く

・趣味を楽しめる部屋

それからそれから…。

家族全員の要望を書いたら、凄い数になるでしょうね。

次に、その中からなくても困らない要望を消してみましょう。

「広すぎると掃除が大変だから、そこそこでいいな」

「最新設備でなくても使いやすければ十分かな」

「収納スペースが多いと、使わないものをため込んで逆効果かも」

といった具合に、消せるものがいくつもあるはずです。

逆に、どうしても消せないものも出てくるでしょう。

それが『こだわり』です。

もしかすると

「え?全部消せてしまったんだけど・・・」

と慌ててしまったかもしれませんね。

それもアリです。

「健康で快適に暮らせたら、それだけで十分幸せ」

というのも、立派なこだわりです。

いくつもの事例を見たり、住宅展示場で広くて豪華な室内を歩くと、

「あれもいいな、これも捨てがたいな」

と、本当にこだわりたいものがわからなくなることがあります。

2018年、今年は家づくりの年にしようとご検討の方は

このお正月にゆっくり自分や家族の心と向き合って、本当の『こだわり』を確かめてみませんか?

もちろん、『こだわり』のご相談もお気軽にお問い合わせください。


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【 形次第で費用や耐震性に差が出ます。 】

2017/11/14

 

近所の家の外観を見ると、じつにいろんな形がありますね。

正方形、長方形、L字型、コの字型・・・。

風水や家相を重視する方は、できるだけ張りや欠けを避けようとするでしょう。

逆に、デザイン性や利便性を重視する方は、あえて張りや欠けを取り入れることでしょう。

それぞれの家族のこだわりの結果が、目の前に広がる家々の外観です。

そう考えながら見渡すと、とても興味深いものです。

ところで、全く同じ坪数の家でも

その形状によって費用が異なることをご存知ですか?

四角形の家と比べると、凹凸がある家は外壁の面積が増えます。

面積が増えるということは、材料費が増えるということです。

それに加え、作業の手間も増えます。

施工日数が増えるのはもちろん、その分の人件費も増えます。

作業の手間が増えるということは、その分だけ施工不良のリスクが増えるということでもあります。

雨漏りのほか、断熱材の隙間による結露も心配です。

また、家の形は耐震性にも影響を与えます。

その理由は、凹凸部分と建物本体部分の剛性が異なるからです。

耐震性を維持するため、耐力壁を設けたり室内の壁を増やすなどの対策は施しますが、そのために、

欲しい場所に窓を設置できなかったり、広めの部屋をあきらめざるを得ない場合もあります。

ちなみに、地震に強い家は、前後左右の壁バランスが良く、四隅すべてが壁になっている家です。

四角形の総二階なら最強といってもいいでしょう。

しかし、そんな家ばかりではあまりに味気ないですよね。

これらのことを踏まえると、費用や耐震性を優先する場合、形はある程度制限されるかもしれません。

満足できる要望が難しいなら、信頼できる工務店と最も良い方法を探してみましょう。


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【 すり合わせは丁寧に 】

2017/10/03

 

実家への帰省、旅先でのホテル宿泊など、自宅以外の場所で過ごすのは楽しいですね。

しかし不思議なことに、どんなに楽しい場所で過ごしても、自宅に帰った時、

「あー、やっぱり自分の家が一番落ち着くー」

と思うものです。

その理由について、考えたことはありますか?

色々な意見があると思いますが、私は

「自宅は自分の価値観が反映された居心地の良い場所だから」

だと思います。

カーテンや家具などの色やデザイン、間取りや使い勝手など、自宅はあなたの価値観を満足させてくれます。

一方、実家の場合、親の価値観が優先されています。

「子どもの時はくつろげたのに、今は自分が『お客さん』な感じがする」

と思うのは、自分の価値観に合う空間で暮らすことに慣れてしまったからです。

賃貸住宅でも、自分の価値観に合わせて室内をアレンジできます。

しかし、新築をすると、室内だけでなく、住む場所も建物の外観も設備も、全てに家族の価値観を反映することができます。

これは賃貸住宅にはないメリットです。

もし皆さんに

「自分の価値観に自信がないから、知人や業者の意見をベースに考えたい」

という考えがあるのなら、それはやめた方が良いでしょう。

他人の考えは、あくまでも参考程度に留めておくべきです。

ベースにすべきは、あなたと家族の価値観です。

そして、もし親子で意見が対立した場合、夫婦の価値観を優先してください。

なぜなら、その家に長く住み続けるのは夫婦だからです。

住宅ローンを払うのも夫婦です。

そう考えると、20歳前後で巣立つ子どもの価値観に合わせるのは、ちょっと違いますよね?

といっても、一方的に価値観をお子さんに押し付けるのではなくお互いの考えを話し、その価値観をすり合わせて行く作業は大切です。

「自分の部屋が欲しい」

というお子さんに対して、一方的に

「そんなのは必要ありません」

なんて言わないでくださいね。


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【 見積書は作成前が重要です。 】

2017/05/23

業者を選ぶ際、複数の業者に直接会って話をしますよね。

 その際、

「ぜひ見積もりだけでも作らせて」

とお願いされることも1回や2回ではないでしょう。

しかし、見積書の金額だけで比べると失敗します。

そうでなくて、別の視点から観察してください。

  別の視点とは『質問』です。

 業者は、どんな質問をしましたか?

 「リビングの広さはどれくらいがいいですか?」

 「子供部屋はいくつ必要ですか?」

 こんな質問をする業者は、いくら金額が魅力的でも候補から外した方が良いでしょう。

逆に、

 「どんなふうにくつろいでいる時が落ち着きますか?」

 「洗濯は夜しますか?どこに干しますか?」

 など、生活の様子を聞きながら案を練っていく業者は、候補に残す価値があります。

 見積もりの金額は、材料のレベル次第でいくらでも安くできます。

それより、『その見積書を作成するにあたってあなたにどんな質問をしたか』ということを重視してください。

その業者が、建物というハコをつくりたいのか、

それとも、家族がより幸せに暮らせる場所をつくりたいのか。

それは会話の中で感じることができます。

 

 

 


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【 家族との関係は、間取りに影響されます。 】

2017/02/28

現在、小学生の2人に1人はリビング学習をしているとか。

リビング学習のメリットは、家族と同じ空間で過ごす時間が増えることです。

お互い別のことをしていても相手の様子が分かるので、安心感を覚えるといいます。

『間取り』は、家族関係を築くことも壊すこともできます。

会話の量を増やすことも減らすことも自由自在です。

思う方はいないと思いますが、もし家族関係を気薄にしたいと思うなら、家族それぞれに自室を与え、同じ空間で過ごす時間を減らしてみましょう。

お互いの部屋に行き来せず、干渉し合わないないようにするだけなので簡単です

逆に、良い家族関係を維持したいのなら、同じ空間で快適に過ごせる間取りを考えてみましょう。

家族と同じ空間で過ごすと、自分がしたいことを家族のために我慢することがあります。

それを繰り返すことで、子どもは思いやりや集団生活のルールなどを知らず知らずのうちに学べます。

これは子育てにおいて大きなメリットですね。

夫婦の寝室も同じです。

子どもの教育や親のことなど、夫婦だけで話し合いたいことがある場合、夫婦の寝室が同じだと、自然と会話できるので意思の疎通が簡単です。

お互いの体調の変化にも気付きやすいので、サポートもしやすいものです。

ただ、中にはいびきや生活時間の違いなど、やむを得ない事情で別室にする場合もありますね。

その時は、コミュニケーションを確保するための手段を事前に考えましょう。

でないと、お互いに相手の考えが理解しにくくなることがあります。

ソフトブレーン・フィールドが2014年に行った調査によると、全体の50%以上の人が「平日の夫婦の会話時間は30分未満」と答えています。

また、塾や習い事で在宅時間が少ない子供が増えています。

限られた時間の中で家族と程よくコミュニケーションできる間取りにしておかないと、会話不足に陥りやすく、家庭崩壊の危険が高まる恐れがあるのです。

「夫婦で話せる場所が自宅にないから、二人っきりで話したい大切な用件は車の中で話す」

という人がいます。

せっかく家族のための家をつくるのですから、あなたが間取りを考える時は、大切なことも何気ないことも気軽に話せる空間づくりを意識してくださいね。


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