後悔しない家づくりの秘訣元現場監督テクニカルホーム社長のブログ

「強風が多い地域に新築するなら、屋根の勾配にご用心。」

2020/07/21

家づくりへの関心が増すと、

視界に入る家を片っ端から観察してしまいませんか?

「広さはさっきの家の方が好きだけど、外観はこっちかな」

と新居での生活を想像しながら見比べるのって楽しいですよね。

ところで、周囲の家を観察する時に、

ぜひ見比べてほしいものがあります。

それは、『屋根の勾配(傾きの度合い)』です。

■急勾配

勾配が6寸(約31度)を超える屋根のことです。

最大のメリットは、雨が流れやすいことです。

雨水の滞留時間が短いので、コケや雨漏りのリスクを減らせます。

屋根裏の空間が広いので、収納などに活用することもできます。

デザイン性も高まるので、個性を追求したい方にピッタリです。

デメリットは、屋根の面積が広くなることです。

広くなるほど初期費用もメンテナンス費用も増えます。

■並勾配

3~5寸(約16.7~26.6度)の勾配の屋根です。

最も一般的な屋根なので対応できる業者も多く、万が一の際も安心です。

使える屋根材も豊富です。

ただし、どこにでもある勾配なので没個性的な外観になりがちです。

■緩勾配

3寸(約16.7度)以下の勾配の屋根です。

屋根の面積が減るので費用を抑えることができます。

風の影響も受けにくくなるので、その分耐風性は増します。

デメリットは、上記2種類より雨水の流れが悪くなることです。

コケや雨漏りのリスクも気になります。

■陸屋根(フラット屋根・平屋根)

勾配のない屋根のことです。

メリットは、屋上を庭やベランダのように活用できることです。

日当たりが良いので、ガーデニングや洗濯物干しにも適しています。

勾配が無い分、メンテナンスもしやすくなります。

一方、水はけが悪いので雨漏りや腐食には特に注意が必要です。

より優れた防水対策が欠かせないので、

業者の実績と実力を十分にチェックしましょう。

■台風や強風が多い地域なら

毎年のように、強風で屋根が破損するニュースを目にします。

すぐに補修できない場合、

応急処置として破損個所をブルーシートで覆いますよね。

あれは、足場が無くても対処できる屋根だからこそできることです。

急勾配の屋根は足場が欠かせません。

また、補修できる職人や使用できる材料も限られてしまいます。

もし台風や強風が多い地域に新築するなら、

屋根の勾配は、特に慎重に検討しましょう。

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