後悔しない家づくりの秘訣元現場監督テクニカルホーム社長のブログ

「 エアコンの内部洗浄による事故や火災を防ぐために 」

2020/07/14

NITE(独立行政法人 製品評価技術機構)に通知された

製品事故情報によると、

2015年度から2019年度の5年間に

エアコンの事故は、合計263件発生しているそうです。

そのうち、火災が244件、死亡事故が6件(7名)です。

NITEが今後特に心配しているエアコンの事故は、

誤った内部洗浄による火災です。

なぜなら、

エアコンに市販の清浄スプレーや消毒用アルコールを吹きかけると

火災や故障を招く恐れがあるからです。

新型コロナをきっかけに、除菌に敏感な方が増えています。

正しい手順を知らずにエアコンの内部洗浄をする方が増えると、

その分火災のリスクが高まりそうで、私も心配です。

 

■エアコンの内部洗浄による事故例

・運転中のエアコンから「ポン」という異音と共に異臭がしたため

 すぐにコンセントを抜いた。

 洗浄は、スプレーにて自身で年2回程度実施。

・就寝中、運転中エアコンから異音がしたため目を覚まし、

 その後異臭、炎が上がった。

 洗浄は、業者が1年前に実施。

・自宅居室の使用していないエアコンから異音がし、白煙が上がった。

 洗浄は、業者が実施。

■高度な専門知識と技術が不可欠

内部部品は繊細なので、機種に適した洗浄剤で丁寧に洗浄しなければなりません。

そのためには、高度な専門知識と技術が不可欠です。

ダイキンや日立などのエアコンメーカーも、

「お客様自身による内部洗浄は行わないでください」

と呼びかけています。

まずは取り扱い説明書を再チェックし、

自分で掃除できる場所や方法を確認しておきましょう。

説明書が見当たらなくても大丈夫。

メーカーのホームページからダウンロードできます。

■どこに依頼すればいいのかわからない時は

まずは、そのエアコンの販売店やメーカーに問い合わせましょう。

その機種に対応できる業者を紹介してくれます。

また、「一般社団法人 日本エアコンクリーニング協会」や

「NPO法人 日本ハウスクリーニング協会」など、

所定の研修を終えた業者を紹介しているサイトもあります。

エアコンには数多くの機種があります。

そのため、業者によっては対応できない場合があります。

なお、業者選びの際は、

・担当者のスキル

・保証期間の長さ

・損害賠償保険加入の有無

などについても確認しましょう。

■なぜ、損害賠償保険まで確認するの?

室内での作業ですから、壁や床を汚したり、

家具を傷つけたりする可能性はゼロではありません。

洗浄中に部品が破損する可能性もあります。

そのため、一般的な業者は損害賠償保険に加入しています。

「失敗しないから大丈夫」

ではすまされません。

【横浜市】の工務店 テクニカルホームの家づくりに役立つ情報  横浜で家を建てるならひのきの森®


カテゴリー: ブログ  タグ:, , , ,
アーカイブ
2024年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  
  • 129プランの間取り集プレゼント
  • 家づくりのお役立ち情報 無料メール配信
  • Construction Area テクニカルホームの施工エリア 横浜市内および隣接エリアで太いひのきにつつまれた森林浴のできる家ならテクニカルホームにお任せ下さい!横浜市泉区、戸塚区、栄区、旭区
  • ホームページからの来店予約で家づくりに役立つ資料を無料プレゼント!!