後悔しない家づくりの秘訣元現場監督テクニカルホーム社長のブログ

「 見積書で気を付けたい『式』 」

2023/07/18

 

前回、見積書の標準的な構成についてお話ししました。
内訳明細書には、
工事内容や材料などの詳細が記されているんでしたよね。

今日は、その中で特に気を付けたい単位についてお話しします。
その単位は『式』です。

■一式表示とは

業者によっては、内訳明細書に「数量:1、単位:式」
と記すことがあります。
これを『一式表示』といいます。

■別物に仕上がる可能性も…

例えば、断熱材について一式表示されている場合、
断熱材の種類も性能も数量もわかりません。
これでは、施主が求める断熱性能が得られるのか心配です。

例えば、施主がこだわりを持ってキッチンづくりをしたのに、
その規格や品番などが記されておらず、一式と記されていたら…。
思い描いていたキッチンとは全くの別物になる可能性も否定できないんです。

■説明を省く業者に注意

具体的な仕様や数量が明細書に記されていない場合、
業者は、メーカーやグレードを自分好みに調整したり、
金額を過剰に記載することができます。

工事内容や工事範囲が不明瞭になることも心配です。

内訳明細書の役割を理解した上で、
一式表示で済ませて詳細な説明を省く業者は、
トラブルが発生した時、誠実に対応してくれるでしょうか…。

一式表示の見積もりには、
そんなリスクが潜んでいることを覚えておきましょう。

一式の詳細について説明を得られた時は、
その内容を記録しておきましょう。

■将来のリフォーム時にも

新築時の一式見積もりも心配ですが、リフォーム時はさらに心配です。

なぜなら、例えば床下の腐食や配管の劣化を発見した時、
「そこは工事範囲に含まれていないから、追加工事として費用を請求するのが妥当」
と考える業者に対し、
「一式で契約したから、リフォームに欠かせない追加工事は対象内だろう」
と施主が判断するかもしれないからです。

実際、工事開始後に劣化が発覚し、追加工事が必要になる事例は少なくありません。
小さなリフォームでも、詳細を確認してトラブルを防ぎたいですね。

 

 

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