後悔しない家づくりの秘訣元現場監督テクニカルホーム社長のブログ

「 住まいの消毒・除菌は正しい方法で 」

2020/09/01

 

最近、ほとんどのお店の出入り口で

アルコール消毒スプレーを見かけます。

入店時に使うようにしていますが、

複数の店で買い物した日は手が荒れるので、

たまに手袋を使用する方も多いそうです。

そういえば、消毒が原因で、革製品やスポーツ用品、

楽器などを傷めてしまった方は少なくないようです。

そんな経験はありますか?

■『溶かす』性質にご用心

アルコール成分を含む消毒液は、有機溶剤に分類されます。

有機溶剤には、他の物質を溶かす性質があります。

そのため、有機溶剤による消毒・除菌が原因で、

住まいの塗装が剥げたり、樹脂を傷めることがあります。

また、成分が溶けて変色したり、強度が低下する恐れもあります。

有機溶剤での消毒・除菌を行う際は、

・塗装面など、劣化の恐れがある場所に使用しない

・大量に使用せず、必要最小限の量にする

・使用後は、できるだけ短時間に水拭きする

などの配慮が欠かせません。

■日常的な使用は控えましょう

家族全員が使用するトイレは、

特に念入りに除菌したくなる場所ですよね。

しかしTOTOは、

「予防を目的として次亜塩素酸系消毒液を日常的に用いると

衛生陶器の変色や割れが懸念される」としています。

また、厚生労働省は、「陶器部の使用は可能だが、

タンク内部・周辺部品に劣化や腐食が発生する可能性がある」

としています。

掃除は毎日でも大丈夫ですが、

次亜塩素酸系消毒液を毎日使用するのは控えた方が良さそうです。

■目的に合ったものを正しく使う

厚生労働省は、消毒剤や除菌剤を購入する際に、最低でも

・使用方法

・有効成分

・濃度

・使用期限

の4項目はチェックするよう呼びかけています。

容器に記された小さな文字をチェックするのは大変かもしれませんが、

使用上の注意をしっかり読んで被害を防ぎましょう。

■空気中の除菌は、噴霧より換気

世界保健機関(WHO)は、

新型コロナウイルスに対する消毒に関する見解の中で、

「室内空間で日常的に物品等の表面に対する消毒剤の(空間)噴霧や

燻蒸をすることは推奨されない」

「屋外であっても、人の健康に有害となり得る」

としています。

家族の健康のためにも、住まいの劣化防止のためにも、

噴霧や燻蒸は控えるようにしましょう。

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