後悔しない家づくりの秘訣元現場監督テクニカルホーム社長のブログ
「浴室のカビ対策」
高温多湿の日が続くとカビが増殖しやすいですよね。
こまめに掃除していても、いつの間にかカビが発生していたり…。
引き渡したばかりのお施主様も、新築して間もない頃は、
それまで以上に気合を入れて掃除していました。
そのため、浴室のコーキングに初めてカビを見つけたときは、
「毎日気を付けていたのに…」
とショックが大きかったとか。
新築して、前の住まいより広くなると、
その分だけ掃除の手間が増えますし、目も届きにくくなります。
そこで今日は、浴室のカビ対策についてお話しします。
■コーティング
専門業者による浴室コーティングは、
汚れやカビを数年間予防します。
入居前に行うと、
簡単な掃除で新築時の美しさを維持できるので、
掃除の負担を軽減したい方は助かりますね。
とはいえ、業者によって費用や技術力は異なります。
合い見積もりや評価のチェックなどを行い、
信頼できる業者を選びたいですね。
■防カビ剤
燻煙タイプや置き型タイプなどの種類があります。
いずれも、カビの増殖を防ぐことはできるものの、
すでに発生したカビを除去することはできません。
冬でも条件が整えばカビは増えるので、
季節を問わず、
入居してから継続して使った方が良いでしょう。
なお、製品によっては、
・〇〇分以上の十分な換気が必要
・浴室の広さによっては期待した効果が得られない
などの注意点があります。
製品の説明文を確認し、自宅の浴室に合うものを選びましょう。
■マスキングテープ
コーキングなどのカビが発生しやすいところに貼っておくと、
カビの予防もできるし、掃除の手間も軽減できます。
特におススメなのが、浴室のドア回りです。
ドア回りは凹凸が多くて掃除が大変ですが、
マスキングテープのメリットを体験すると、
もう使わなかった頃に戻れないほど掃除が楽になります。
抗菌剤入りのマスキングテープは、
100円ショップでも取り扱っています。
使う場所に合わせて、
マスキングテープの幅や色を使い分けてみましょう。
■湿度管理
カビを防ぐには、水分を除去したり、
十分な換気をして湿度を下げることが大切です。
・使用後は、スクイージーなどで水分を除去する
・ドアや窓を開けて換気する
・浴槽にお湯があるときは、こまめにふたをする
・換気扇を回しっぱなしにする
などの対策で、浴室の湿度管理をしましょう。
なお、湿気を受け続ける風呂ふたは、
どうしてもカビが生えやすくなります。
防カビや抗菌など、カビに強い風呂ふたを選ぶと、
掃除の手間を減らせます。
浴室についての打ち合わせの際、
風呂ふたの性能についても、確認しておきたいですね。
■お風呂の残り湯
残り湯を洗濯に使う際、気を付けたいことがあります。
それは『雑菌』です。
残り湯に含まれる雑菌は、時間が経つほど増えます。
そのため、
「明日の朝に残り湯で洗濯しよう!」
と浴槽にお湯を残したままにしていると、
雑菌は増えるし浴室内のカビリスクが高まるしと、
デメリットだらけです。
洗濯に残り湯を使うときは、
・入浴を終えたら、できるだけ早めに使う
・「すすぎ」には水道水を使う
・抗菌効果のある洗剤を使う
などの対策をしましょう。
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