後悔しない家づくりの秘訣元現場監督テクニカルホーム社長のブログ

【エアコンは、設置場所によって効き具合が異なります】

2024/11/01

 

 

新築時に欠かせない設備の一つに『エアコン』があります。

新築時には設置しない部屋にも、
「子どもが成長すれば必要になるかも…」
と、エアコン用のコンセントや
スリーブ(配管のための穴)を用意しておく方も多いのではないでしょうか。

エアコンの設置場所によって、冷暖房の効き具合が異なることをご存知ですか?

■長辺より短辺

長方形の部屋の場合、
長い方の壁より短い方の壁にエアコンを設置した方が、
部屋全体に風が届きやすくなります。

■配管は短めに

エアコンと室外機をつなぐ配管が長いと、
その分、熱効率が悪くなります。

■近くに家具などの障害物を置かない

エアコンのすぐ近くに家具などの障害物があると、
部屋全体に風が届きません。

また、定期的なフィルター掃除が必要だとわかっていても、
その都度家具を移動させなければ手が届かないという状況だと、
それが負担で、掃除の頻度が減るかもしれません。

■エアコン上部のスペースを確保する

エアコン本体は、上部から空気を取り込んでいます。
天井との間が狭すぎると、効率よく空気を取り込めません。
そのため、天井から5cm以上離して設置しましょう。

なお、機種によっては3cmでも大丈夫という場合もあります。
カーテンレールなどの障害物がある場合は、
天井との距離を計測してから製品を選びましょう。

エアコンを設置する場所といえば、
何となく窓と天井の間を連想するかもしれません。

しかし、
「ここに設置したら、風はどのように流れるんだろう」
と考えると、その場所は最適解でない場合があります。

冷暖房の効き具合が良い場所にエアコンを設置することは、
節電にも役立ちます。

設置後の移設も可能ですが、
有資格者による電気工事が必要になる場合があります。

 

 

 

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