後悔しない家づくりの秘訣元現場監督テクニカルホーム社長のブログ

「断熱等級が高くても…」 

2025/12/16

 

一般的に、暖房費は冷房費より高いものです。

そのため、冬になると
断熱フィルムやプチプチシートで窓を覆ったり、
断熱シートやラグを敷いて床下からの冷えを防いだりと、
さまざまな方法が紹介されていますね。

そんな方法を実践している方の中には、
「新築したら、こんな悩みは無くなるんだろうな…」
と思う方もいるとか。

しかし、どうやら必ずしもそうとは言えないようです。
その理由は?

■断熱等級とは

断熱等級とは、住宅の断熱性能を示すものです。
最も優れている等級は7で、数字が下がるほど性能も下がります。

2025年4月1日から、
新築住宅には省エネ基準への適合が義務化されています。
そのため、断熱等級は4が最低条件となり、3以下の住宅は新築できなくなりました。
2030年になると、この最低条件は5に引き上げられる見込みです。

■UA値

UA値とは、住宅の外皮(屋根や外壁など)から
どれくらい熱が逃げるを示したものです。

この計算をするとき、
「天井」「外壁」「床」と外皮に面した部分を個別に計算し、
その合計を外皮の面積で割ります。

UA値が低いほど熱が逃げにくいので、断熱性能は高いと判断されます。

ここで注意したいのは、
「天井の値を多めにして床の値を少なめに…」
などのように、業者が数字合わせをする可能性があり得ることです。

担当者の説明を不十分だと感じたら、
場所ごとの断熱方法や断熱材について確認したり、
第三者機関にチェックを依頼すると良いでしょう。

■気密性と換気

住宅の気密性を示す数値をC値といいます。
C値が低いほど隙間が少ないので、気密性が高いと判断されます。

断熱性が優れていても、隙間が多ければ快適には過ごせません。
また、気密性が高いほど自然換気量が減るので、
その住宅に合う計画的な換気が欠かせません。

「施主の希望で換気扇を多めに付けたら結露が増えた」
という事例もあるそうなので、注意したいですね。

■フィルターの掃除

業者が換気システムを適切に設置しても、
フィルターの掃除を怠ると、
計画通りに換気できなくなる可能性があります。

汚れたままのフィルターを使い続けると、
目詰まりによって換気量が減るだけでなく、
その汚れが部屋中に拡散され続けるんです。

交通量が多い場所や花粉が飛散する時期のように、
外気の汚れが増えるとフィルターの汚れが溜まりやすくなります。

アレルギー性疾患や呼吸器系疾患予防のためにも、
定期的な掃除は欠かせませんね。

 

 

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