後悔しない家づくりの秘訣元現場監督テクニカルホーム社長のブログ

「 坪単価の注意点 」 

2024/02/27

 

前回、編集後記で『坪単価』について触れました。
坪単価とは、1坪(3.3平方メートル)当たりの建築費のことです。

『本体工事費を床面積で割った値』というのは、
一見とてもわかりやすそうですよね。
しかし、そのわかりやすさに大きな落とし穴があります。

そこで今日は、坪単価についてお話しします。

■計算方法は業者によって異なる

『本体工事費』にエアコンの設備費などをどこまで含めるか。
『床面積』にベランダやロフトを含めるか。
その判断は業者によって異なります。

なぜなら、
「少しでも安く見せたい」
「できるだけ参考になるよう、過去の平均値を出そう」
などのように、提示する目的が業者によって異なるからです。

■小さい家ほど高くなる

浴室やキッチンなどの設備は住宅に欠かせませんし、
狭い家だからといって設備費が安くなるわけでもありません。

そのため、同じ業者が同じ設備で家づくりしても、
床面積が小さいほど坪単価は高くなります。

■入居後の費用を比較

性能が低い住宅は、初期費用は抑えられるものの、
断熱性の低さを補う分、冷暖房費は高くなります。
メンテナンスの費用が増えることもあります。

その結果、長期の費用を比較すると、
坪単価の高い高性能住宅の方がお得になるというケースがあります。

坪単価を比較するなら、
水道光熱費やメンテナンス費も比較しましょう。

それらのデータを提示せず、
坪単価の安さだけをアピールする業者は要注意です。

■性能がわかりやすいのは夏か冬

モデルハウスや見学会では、性能を体感できます。
気になる業者のイベントには、積極的に参加したいですね。

暑さや寒さが厳しい時期に行けば、より性能の違いがわかります。

完成したばかりの完成見学会もワクワクしますが、
建築中の構造見学会なら建物の中身まで見ることができます。

「あの方法で建てたら完成後はこんな室温になるんだな」
とイメージを膨らませやすくなりますよ。

■参考程度に

広さや性能が全く同じ住宅でも、
デザイン性を追求した凹凸が多い住宅は、
シンプルな四角形の住宅より坪単価が高くなります。

実際に建てた方の中にも、
「計算したら、広告より10万円以上も高かった」
と嘆く方がいます。(私の身近にも…)

計算方法に明確なルールが無いことや、
面積や形状によっても値が変わるため、
坪単価は参考程度にした方が良さそうです。

 

 

 

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