[[こんなときどうするの?…石塀]

2017/06/16

「大谷石 擁壁」の画像検索結果

 

 

今日は、石塀についてです。

 

 

軽石の一種で、加工がしやすく防火性が高い大谷石。

 

石塀に用いられることが多い素材です。

 

しかし、表面にヒビが入ったり、パラパラと破片が落ちるようになると危険です。

 

経年劣化していなくても、

 

・鉄筋が入っていない

 

・高さが1.2メートル以上ある

 

・モルタルの充填に不具合がある

 

などの状態の場合、地震で倒壊することがあります。

 

 みなさんの家に、そんな石塀はありますか?

 

もしあるなら、専門業者に安全性を診断してもらうといいですよ。

 

 


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【 活断層にご用心 】

2016/12/20

世界で発生する地震の約1割は、日本とその周辺で発生しています。

そのため、日本の住宅に用いられている耐震技術は、世界でもトップクラスです。

しかし、いくら耐震性の優れた住宅でも被害を免れるのが難しい土地があります。

それは、活断層とその周辺です。

現在、日本で発見されている活断層は2,000箇所以上。

そのほか、まだ発見されていない活断層は、1,000箇所を下らないといわれています。

そんな活断層による被害を避けるため、地域によってさまざまな取り組みをしています。

たとえば徳島県の場合、平成25年8月に、「南海トラフ巨大地震等に係る震災に強い社会づくり条例」第55条に基づく「特定活断層調査区域」を指定しました。

「特定活断層調査区域」内では、一定規模以上の学校、病院その他の多数の人が利用する建築物、及び、一定量以上の火薬類、石油類その他の危険物を貯蔵する施設を新築する場合、事業者の方が活断層の調査を行い、「直上」を避けて建築することが義務付けられています。

残念ながら個人の住宅は対象外ですが、近くにそれらの施設があるかどうかは、判断材料の1つとして役立ちそうですね。

インターネットで検索すると、建物を建てる地域の活断層の状況が一目でわかります。

活断層上に建てると地震の際のダメージは免れませんから、その土地を買うのは避けた方が賢明です。

また、活断層近くの河川や水田など、地盤が軟弱な土地は、堅固な地盤に比べて震度が大きくなるので要注意です。

どの土地に住むのか最終決断するのは自分自身です。

利便性と安全性のどちらを優先するかは、その人の置かれた状況によって異なるでしょう。

いずれにしても、後悔の無い選び方をしたいものです。


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日本で初めて地盤調査が行われたのは? 

2016/11/29

1923年(大正12年)に発生した関東大震災では、多くの建物被害が発生しました。

その数は、全壊が約10万9千棟、半壊が約10万2千棟したそうです。

それがきっかけとなり、日本で初めて組織的に地盤調査が行われました。

調査をしたのは、日本の建築構造学の基礎を築いた佐野利器(さの としかた)博士が計画した復興局です。

ところで、佐野博士は、関東大震災の8年前に、家屋耐震構造について講演をしています。

その記録の一部がコチラです。

第1.総説

耐震構造の「かなめ」とは、震力とその作用をできるだけ小さくすること、そしてこれに対する抵抗を充分に大きくすることである。

その概略は以下の通り。

1.建設地の地盤は硬質なほどよい。

  ただし断崖の上は避けること。

2.基礎は深くし、かつ堅固に作ること。

3.建物の形はできるだけ単純にして凹凸を少なくし、意匠は質素なものとする。

  内部に間仕切りを多く入れた部屋が小さいものがよい。

  窓や出入り口が大きなものは好ましくない。

4.材料は出来るだけ軽い方がよい。

  特に建物の上部を重くするのは好ましくない。

5.材料や構造はできるだけ一様で均一な剛性を持つものを用いる。

  大きな強度と粘靭性、あるいは大きな剛性を持つものが望ましい。

6.建物の所在地の地質、その地における過去の大地震の記録、およびその建物の重要さの度合いに応じて、    標準震度を仮定する。

  さらに、その震力が各方向に作用した時の建物の各部の応力をできる限り精密に求め、その時に、材料および構造に問題が生じないことを確かめること。

このように、今から約90年前には、地盤やそれに合わせた建物づくりの重要性を認識していました。

やがて、1952年に「地盤と建築設計震度低減に関する建築基準法施行令に対する建設省告示1074号」が公布されたことにより、地盤の良否と、建物の設計計算が初めて直接結びつくことになります。

また、2,000年に改正された建築基準法により、建築物の基礎の構造は、国土交通大臣が定めた方法にすることが義務付けられています

そのためには、地盤調査をし、その地盤の長期許容応力を調べなければいけません。

ただし、調査には数万円から数十万円が必要です。

しかも、地盤補強をすると数十万円から数百万円必要になります。

そのため、最初の頃は調査を受け入れたがらない方も多かったとか。

しかし、大きな震災がいくつも発生し、建物の不動沈下や土地の液状化といった映像を見る機会が増えたことにより、一般の人が地盤調査の重要性を認識するようになりました。

今、地盤の質を調べ、必要に応じて補強し、それに合わせた家をつくることが当然のようにできる時代です。

しかし、それができるのは、過去からの研究と経験の積み重ねがあったからこそ。

私たちはいい時代に家づくりができて安心ですね。


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