【 その情報は正しくもあり、違っているかも知れません。 】

2018/03/13

 

家づくりの情報は、困るほどたくさんあります。

有料の情報から無料の情報まで。

専門家の情報もあれば、お施主さんの体験談まで。

最新の情報から数十年前の情報まで。

目を通すだけでも一苦労です。

それらの情報には、たった一つだけ共通点があります。

それは、『情報発信者の主観』が入っていることです。

例えば自社のホームページで情報を発信している場合、自社の家づくりの長所や事例を紹介しています。

・自然素材であること

・安いこと

・性能が良いこと

・アフターフォローが徹底していること

など、掲げる『長所』はさまざまです。

そこには、なぜその家づくりをしているのか、発信者の目線で記事が書かれています。

当然と言えば当然です。

しかし、その記事は正しくもあり、間違ってもいます。

なぜなら、みなさんの主観と情報発信者の主観が違う場合、その情報は正しいとは言えないからです。

例えば、アトピーや喘息などに悩む家族がいるとします。

だから、健康に暮らせる住まいに深い関心があります。

そんな方に、A社は

「シックハウスの基準をクリアしているから安全ですよ」

と工業製品を主体とした家づくりを勧めたとします。

一方、B社は

「一般的な家づくりより割高になりますが、自然素材を使い、健康にとことんこだわっていますよ」

とアピールします。

さて、みなさんはどちらを『正しい』と感じるでしょう。

A社が勧める工業製品は、自然素材と比べると割安でメンテナンスが簡単です。

しかも安全基準をクリアしています。

一般の人なら、心を揺さぶられることでしょう。

しかし、家族の健康に不安を抱えている人にとっては、B社の住まいづくりが『正しい』と感じるのではないでしょうか。

このように、情報発信者の主観は、自分の主観と同じではありません。

そこを意識しながら情報に触れると、取捨選択がずいぶん楽になります。

そのためには、家づくりに対してみなさんが何を望んでいるのかはっきりさせることが大切です。

折に触れて考えてみたいものですね。


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