後悔しない家づくりの秘訣元現場監督テクニカルホーム社長のブログ

新年明けましておめでとうございます! 

2019/01/01

新年明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願い申し上げます。

 

【 軒の出が少ない住宅には、こんなリスクがあります。 】

 

前回、新築住宅の住宅性能表示制度についてお話ししました。

その際、

『構造躯体は耐用年数が長いが、水分や湿気、空気中の汚染物質などの影響を受けて年々劣化していく』

とありましたね。

床下の湿気、窓の周りの結露、室内に干した洗濯物の湿気。

料理中の水蒸気や浴室…。

それらの湿気を効率よく排出するのも大切ですが、外からの湿気を防ぐことも大切です。

そのために欠かせないのが雨対策です。

近所の家々の軒(のき)を見比べてみてください。

軒とは、建物の外部に張り出た屋根の端の部分のことです。

軒が長い家もあれば、全く無い家もあります。

見比べると、なかなか興味深いですよね。

コストカットやデザイン性の観点で考えると、軒を設置しない方が良いと考える人はいます。

しかし、屋根と外壁が接する部分は雨に弱く、雨漏り被害が数多く発生しています。

日本住宅保証検査機構(JIO)は、

2010年7月から2016年6月の間に保険金の支払いを認めた『雨漏り事故案件』を対象に調査を行いました。

その結果、

・雨水侵入個所の71.8%が軒が無い住宅(=軒ゼロ住宅)に該当する

・屋根の形状による発生割合は、片流れ屋根が全体の75.8%を占めている

ということがわかりました。

もちろん、軒が無い片流れ屋根のすべてが雨漏りするわけではありません。

しかし、そのリスクが高いことは明らかです。

もし軒の出が少ない住宅を検討しているなら、

・雨漏りのリスクについて

・防水対策を入念に行うための費用負担について

・屋根の定期点検について

といった説明を業者がするかどうかしっかりチェックしましょう。


カテゴリー: ブログ  タグ:, , , , , , ,
アーカイブ
2024年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  
  • 129プランの間取り集プレゼント
  • 家づくりのお役立ち情報 無料メール配信
  • Construction Area テクニカルホームの施工エリア 横浜市内および隣接エリアで太いひのきにつつまれた森林浴のできる家ならテクニカルホームにお任せ下さい!横浜市泉区、戸塚区、栄区、旭区
  • ホームページからの来店予約で家づくりに役立つ資料を無料プレゼント!!