後悔しない家づくりの秘訣元現場監督テクニカルホーム社長のブログ

「 住宅ローン減税の内容が変わります。 」 

2021/12/21

2,021年末で期限が切れる住宅ローン減税の制度が、

4年間延長されることになりました。

それに伴い、控除率や残高上限などの規模が縮小します。

そこで今日は、住宅ローン減税の概要を紹介します。

■住宅ローン減税とは

住宅ローンを組んで住宅を新築又は購入した方に対し、

年末のローン残高の1%を、所得税から差し引く減税措置です。

所得税から控除しきれなかった分は、住民税から控除されます。

■現行と変更後

・控除率・・・・1% → 0.7%

・減税期間・・・10年 → 13年

・残高上限・・・4千万円 → 3千万円

・減税最大額・・・400万円 →273万円

・対象者の所得要件・・・3千万円以内 → 2千万円以内

「所得」とは、収入から必要経費を差し引いた額のことで、

「=年収」ではありません。

■逆ざや

控除率が引き下げられる理由は、

住宅ローンを利用した人の減税額が、支払利息より多くなる現象を解消するためです。

(この現象を「逆ざや」と言います)

富裕層などの住宅ローンを利用せずに新築(又は購入)できる人の中には、

減税の恩恵を得るために、敢えて住宅ローンを組む方もいるとか。

そんな富裕層優遇への懸念を防ぐことも、

今回の見直しの狙いの一つとなっています。

■お詫び

前々回のメルマガで、

2,020年度 戸建注文住宅の顧客実態調査を基に、

昨年度の家づくりについてお話しした中で、

長期優良住宅を84.3%と紹介しました。

一方、国交省によると、

2,020年度の認定実績(新設住宅着工戸数に対する割合)は、

25.5%(100,503戸)となっています。

それぞれの調査対象が異なるため数値も異なっていますが、

調査対象に関する説明が不十分だったために、

読者様に混乱を招く表現となったことを、深くお詫び申し上げます。

 

 

 

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